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こんにちは。ジェノギルです。
皆さんプラモを塗る時は油性塗料を使っていますか?水性塗料を使っていますか?

自分は断然水性塗料派です!
しかし、こう思ってる人も居るんじゃないでしょうか?

油性塗料の方がいいんじゃないの??
たしかにサインペンは油性の方が字が消えないし、乾きも早いです。
プラモの油性塗料も同じようなメリットがあります。
しかし自分は、それを上回るメリットがあると感じている為、
水性塗料を使い続けています。
そんな水性塗料のメリットデメリットについて解説していきたいと思います。
- 水性塗料とはどんな塗料なのか?
- 水性塗料の特徴
- 水性塗料にはどんな種類があるのか?
- 水性塗料のメリットデメリット
水性塗料は、水で希釈・洗浄可能な塗料です。
水でも希釈可能ですが、専用のうすめ液を使うと、
乾燥が早く、塗料の乗りも良くなるので、専用のうすめ液を使うのがオススメです。
油性塗料と比較して、有害な揮発性物質が少なく、
人体や環境にやさしいとされています。
匂いも少ないため、室内での使用に適しています。
(とは言え換気はしっかりしましょう!)
これらの理由から、ガンプラの説明書にも水性塗料の使用が推奨されています!


油性塗料の臭いが苦手、人体への影響が気になる、家族への配慮がしたい。
そんなモデラーさんにオススメなのが水性塗料です!
水性塗料と一口に言っても、現在発売されているプラモ用水性塗料には、
大きく分けて3種類があります。
まずはその3種類を紹介していきたいと思います。
GSIクレオス 水性ホビーカラー

プラモ好きな方なら一度は聞いた事のあるメーカー「GSIクレオス」さんより展開される、
水性塗料です。2019年にリニューアルされ、性能がアップしました!
まだリニューアルして間もないシリーズになりますが、
基本的なカラーはしっかりとそろっています。
近年にリニューアルしたばかりという事で、
GSIクレオスさんが力を入れているシリーズでもあります。

そのため、ガンダム等の作品のイメージに合わせた塗料や、
メタリックカラーの新製品も定期的に発売されています。
弱点としては、後述のタミヤアクリルミニよりも、
メタリックカラーのラインナップが少なめです。
その代わりに、ガンダムや境界戦機等の
ロボットアニメをモチーフにした専用カラーが充実しています。

ガンダム好きの方もそうでない方も使える、
汎用性の高い塗料です!
タミヤアクリル塗料ミニ

プラモを作ったことがない人でも知っている超有名メーカー「タミヤ」さんより展開される、
アクリル水性塗料です。
基本的な性能は水性ホビーカラーと大きな違いはありません。
しかしながら、水性ホビーカラーと同じ色でも、
違うメーカーが作っているので、当然ながら細かな色味の違いが出てきます。
特徴として、水性ホビーカラーよりもメタリックカラーが充実しています。
シルバー系の塗料でも、クロームシルバー、フラットアルミ、チタンシルバー等、
複数種類のシルバーを発売しています。

メタリックカラーも基本カラーも充実しており、
とてもオススメのシリーズです!
ガンダムマーカー

ガンダムマーカーはペンタイプの塗料です。
特別な道具がなくても、ペンのようにそのまま塗ることが可能なため、
初心者にオススメの塗料です。

これはガンダムマーカー月光蝶ホロシルバーで
塗装したユニコーンガンダムです。
ホログラム感の出るシルバー塗料です。
このようにガンダムマーカーにしかない色もあり、
上級者でも独自の色を出すために使うこともあります。
より綺麗に塗りたい場合は、エアブラシシステム

ペンで塗ったらムラとか出ちゃうんじゃないの??

ガンダムマーカーエアブラシシステムを使えば、
ムラ無く塗ることが出来ます!
ガンダムマーカーエアブラシシステムとは、
ガンダムマーカーをエアブラシのように
霧状に吹き付ける事が出来る道具です。


このようにペン先にエアーを当てて霧状に
塗料を吹き付ける事が出来ます。
ガンダムマーカーエアブラシシステムを使えば、
エアブラシと同じクオリティで塗装することも可能です。
筆やエアブラシを使わないので、後片付けが楽なのも特徴です。
ただし、瓶タイプの塗料と比べると割高な値段設定になっています。

道具がない初心者さん、片付けが面倒なズボラさん、
独自の色が出したい上級者にもオススメのシリーズです!
水性塗料の特徴や種類を紹介してきましたが、
当然ながら油性塗料と比べて、メリット・デメリットがあります。
それらの紹介と、デメリットのカバー方法を紹介していきたいと思います。
まとめるとこんな感じ。順番に説明していきます!
臭いが少なく人体に優しい
既に何度か言っていますが、水性塗料の最大のメリットは、
臭いが少なく、人体への影響が少ない事です。
対して油性塗料は臭いが強く、人体への影響が水性塗料より大きいです。

とは言え完全に無害という訳ではないので、
換気やマスクは状況に応じてしっかりしましょう!
希釈や洗浄に水を使える
水性塗料は水性というくらいなので、薄める時に水を使う事ができます。
また、乾く前なら洗浄も水でする事が出来ます。
うすめ液って高いよな~と思う方には水で希釈するのもありです!
水で希釈すると経済的ですが、乾きが遅くなったり、
塗料がパーツに弾かれやすくなったりします。
後述で詳しく説明しますが、そのような事が嫌な方は
専用のうすめ液を使う事も可能です。

コスパを取るか、使い勝手を取るかです!
マジックリンで洗浄できる
先ほど水で洗浄が可能と言いましたが、乾いてしまうと、
水での洗浄は出来なくなってしまいます。
そんな時にはうすめ液を使って洗浄するのが一般的ですが、
水性塗料の場合は台所用洗剤のマジックリンでも洗浄が出来ます!
塗ったパーツをマジックリンに付けておけば、
塗料を剥がして塗り直しも出来ます。

うすめ液よりもマジックリンの方が安価なので、
経済的にも洗浄はマジックリンがオススメです!
乾きが少し遅い
油性塗料と比べて、水性塗料は乾きが遅いです。
シンナーとかを使ったことがある人ならわかると思うんですが、
有機溶剤はあっという間に乾きます。
それに比べると、水って乾くのに時間がかかります。
同じ理由で水性塗料は乾くのが遅くなってしまいます。
対策としては以下の二つがあります。
- 水性塗料用うすめ液を使う
- 乾燥機を使う
水性塗料用うすめ液を使う
メリットの際に希釈に水が使えると言いましたが、
水性塗料にも専用のうすめ液があります。
水よりもそちらを使った方が乾きが早くなります。
水性塗料用うすめ液には、水性ホビーカラー用うすめ液、
タミヤアクリル用うすめ液、ガイアノーツうすめ液の3つがあります。

ガイアノーツさんは水性塗料は無いですが、
うすめ液は発売しています。
ぶっちゃけこの3つに大きな性能差はありません!
基本的に大容量のガイアノーツT-02M アクリル溶剤【中】500mlがお買い得のことが多いです。
次に水性ホビーカラー用うすめ液が安い事が多いです。

一番安いのを選んで問題ないです!
同じメーカーのうすめ液じゃないと不安だ!
という人は同じメーカーのうすめ液を使いましょう。
とは言えこれだけでは、まだ乾きが遅く感じてしまうので、次の方法がオススメです。
食器乾燥機を使う
感想を早める方法として、食器乾燥機を使う方法があります。
食器じゃなくて、塗装したパーツを乾燥させちゃおう!という発想です。
使用する食器乾燥機はこちら。
山善食器乾燥機です!
プラモを乾燥させるにはほぼこれ一択です。
理由としては自然対流式で、乾燥させるパーツにほこりが付きにくいからです!

他の食器乾燥機は温風を送って乾かすので、
風といっしょに巻き上げられた埃が付いてしまいます。
山善食器乾燥機はただ温めるだけなので、埃が飛びにくいです。
塗膜が少し弱い
油性塗料と比べて塗膜が弱く、はがれやすいです。
せっかく頑張って塗ったのに塗料が剝がれてしまった!となっては悲しいですよね。
その対策としては、3つあります。
- サーフェイサーを塗る
- 紙ヤスリで磨く
- トップコートを塗る
サーフェイサーを塗る
1つ目はサーフェイサーを塗ることです。

サーフェイサーは薄いパテのような物で、表面をざらつかせて、
塗料の食いつきをよくする効果があります。

サーフェイサーにも水性の物があり、
そちらが相性がいいのでオススメです!
もう一つの効果として、下地の色を隠して発色をよくする効果があります。
灰色、白、黒の3色があり、塗る色に応じて選びましょう。
下地の色が塗装の仕上りにも影響するので、
明るくしっかり発色させたい時は白。
暗く落ち着いた色にしたい時は黒。
その中間くらいにしたい時は灰色がオススメです。

各色の下地による発色の違いもこのブログで発信していきます!
紙ヤスリ等で磨く
2つ目は紙ヤスリ等でパーツ表面を磨く事です。
サーフェイサーと同じく表面をざらつかせて、
塗料の食いつきをよくする効果があります。
副次効果として、パーツのヒケをなくして平らにする事が出来ます。

プラモには製造時に出来てしまうわずかな窪みがあります。
その窪みをヒケといい、それを取る事も出来ます。
トップコートを塗る
3つ目の方法はトップコートを塗る事です。
こちらも水性のトップコートが相性がいいです。
トップコートは透明な塗料で、プラモ全体の質感を統一する役目もあります。
塗装した上を透明な塗料で塗るので、塗膜が保護される形になります。

剝がれ防止のトップコートとしては、
プレミアムトップコート UVカットスムースクリアー(つや消し)
が摩耗軽減効果がありオススメです。名前のとおり、UVカット効果もあります。

通常のつや消しトップコートよりも、表面が滑りやすく、
摩耗がしにくいです。
もちろん、光沢仕上げが良い!という人は光沢トップコートを使いましょう。
光沢トップコートもつるつるしているので摩耗を軽減してくれます。

各色トップコートによる仕上りの違いについても、
このブログで発信していきます!
ラインナップが油性よりも少なめ
ラインナップが油性塗料と比べると少なめです。
特にGSIクレオスさんのMr.カラーは全塗料の中でも
トップクラスのカラーラインナップを誇っているので、
それと比べるとかなり少なく感じます。
カバー方法としては、色ノ源を使用する事です。

色の源は、塗料の色を形成するシアンマゼンタイエローを忠実に再現した透明添加剤です。
もう少し(赤味/青味/黄味)を足したい…というときにカラーと混ぜて色味を調節したり、
クリアーと混ぜてオリジナルのクリアカラーを作成することもできます。
この色ノ源をうまく使えば、水性ホビーカラーのラインナップに無い色を
自分で色調することも可能です。
ただし、同じ色を再現するのはかなり難しいです。

オススメしてる自分が言うのもあれですが、
再現が難しいという理由から、
自分は基本的に塗料は混ぜない派です!
前述しましたが、GSIクレオスさんの水性ホビーカラーは現在新色が追加されているので、
今後のラインナップ追加に期待するのもありです!
という事で、水性塗料について紹介していきました。
何よりも一番大きいメリットは、
臭いが少なく、人体に優しいという点です。
塗料の匂いが苦手な方は必然的に水性塗料一択になります。
デメリットも紹介しましたが、しっかりとカバー出来る範囲内のデメリットです。
このブログにて水性塗料のより良い使い方を発信していこうと思います。